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ギターが難しいと感じたら|「なぜ弾けない?」から始める練習

こんにちは。
加古川のギター教室、Soulfunktion Guitar School ギター講師の大西隆裕です。

新しい曲やフレーズに挑戦して、「難しい!」「こんなの弾けそうにない!」と思ったことはありませんか。

私自身も、すぐに弾けそうにない内容に出会えば、そう感じることがあります。ただ、そこで大切にしたいのが、「何で弾けないんだろう?」と、もう一歩考えてみることです。

今回は、練習中に出てくる「難しい」「弾けそうにない」「何で弾けない?」という3つの言葉から、次の練習につながる考え方をお話しします。

目次

①「難しい!」と感じたら、できた先の楽しさを思い浮かべよう

今までやったことのない動きや、まだ慣れていないリズムに取り組むなら、すぐには思いどおりにいかないこともあります。

だから、「難しい」と感じること自体を、悪いことだと思わなくて大丈夫です。私が大切にしてほしいのは、難しさを感じたあとに、どう取り組むかというところです。

「このフレーズが弾けたら、あの曲のソロを楽しめる」
「このリズムができたら、もっと気持ちよく弾き語りを楽しめる」

そんなふうに、できるようになった先の自分を、少し想像してみてください。

苦手なところを丁寧に確かめる時間は、楽しいことばかりではありません。それでも「これができたら、きっと楽しい」と思えることが、もう一度試してみる理由になると私は考えています。

難しさを我慢することが目的ではなく、楽しみたい音楽に近づくために取り組む。そのつながりを忘れずにいたいですね。

②「弾けそうにない」と、今できていないことを分けて考えよう

お手本の演奏を聴くと、今の自分との差が大きく感じられることもあると思います。

でも、「今は弾けない」ということと、「自分には弾けるようにならない」ということは、同じではありません。

私自身も、「難しいし、こんなの弾けるか!」と思うような曲に長く取り組み、少しずつ弾けるようになった経験があります。

無理に「絶対できる」と言い聞かせるより、まずは、こんなふうに考えてみてはどうでしょうか。

今はまだ弾けそうにない。でも、弾けたら絶対に楽しい。まずは、どの部分なら取り組めるだろう?

曲の全部ではなく、気になる一部分を選んでみる。その中にも、すでに分かることと、まだ難しいことがあるかもしれません。

取り出した部分も難しすぎるなら、さらに短くしたり、そこへ進む前に必要なことを確認したりして構いません。目標を諦めるか、そのまま無理して弾くかの二択にせず、今取り組める形を探してみましょう。

③「何で弾けない?」を、確かめられる質問に変えよう

ここからが、今回いちばんお伝えしたいところです。

同じ「何で?」でも、「何で自分はこんなにできないんだろう」と考えることと、「何が起きていて、どこを変えたらよいだろう」と考えることは、分けてみてください。

自分の能力を責めるためではなく、今の演奏を確かめるために「何で?」を使う、ということです。

たとえば、Fコードがうまく鳴らないとします。「Fが弾けない」で終わらず、1本ずつ弦を鳴らしてみましょう。

そこで「ほかの弦は鳴るけれど、2弦の音が出ない」と分かれば、次に確かめたいことを、もう少し具体的にできます。

「2弦を押さえる人差し指は、うまく当たっているだろうか?」
「隣の中指が、2弦に触れていないだろうか?」

このように、最初から「握る力が足りない」と決めるのではなく、何が起きているかを見てみます。

「難しい」→「どこがうまくいかない?」→「何を確かめてみよう?」

このくらい具体的になると、次にやることが見えてきます。最初から原因を一つに言い当てる必要はありません。

考えたら、一つ試して、音を確かめる

気になるところが見つかったら、一度に全部を変えず、一つ試してみましょう。

先ほどの例なら、中指が2弦に触れていないかを確認し、少し位置を調整して、もう一度2弦を弾いてみる。音が変わったかどうかを聴いて、次に確かめることを考えます。

弾きながらでは分かりにくい場合は、苦手な部分だけを短く録音・撮影してみる方法もあります。毎日の練習をすべて記録する必要はありません。

「何でだろう」と考え続けるだけでも、同じことをただ繰り返すだけでもなく、考える → 試す → 確かめるところまで進めてみてください。

その場ですぐに弾けるようにならなくても構いません。確認したことをもとに、次はどこに丁寧に取り組むかを決めていきましょう。

手の動きだけでなく、コードを思い出すタイミングなども含めて課題を整理したい方は、「ギター上達のための戦略的な練習|3つの視点で課題を見直そう」も参考にしてください。

分からないところは、具体的に質問してみよう

自分の演奏を見直しても、何が原因か分からないことはあると思います。それを一人で解決できなければ上達できない、ということではありません。

身近にギターを弾ける人がいれば、演奏を見てもらってください。相談できる方がいなければ、私たちギター講師を頼ってほしいと思います。

相談するときも、原因まで分かっている必要はありません。

この部分で毎回止まります。ゆっくりなら弾けるのですが、曲に合わせると間に合いません。次は、どこを確認すればよいですか?

こんなふうに、困っていることや、すでに試したことを伝えてもらえれば十分です。

そして、アドバイスをもらったら、まず試してみる。「やってみたけれど、ここが分からなかった」と、また質問しても構いません。私は、自分でも考えながら、人の力も借りて試していく姿勢を大切にしてほしいと思っています。

苦手を確かめる時間と、自由に楽しむ時間を分けてみよう

ギターを手に取ったら、ずっと原因を考え続けなければいけないわけではありません。

好きな曲を気持ちよく弾く時間も、そのまま大切にしてください。ただ、弾けるようになりたい課題があるなら、得意なところだけを繰り返す時間とは別に、その課題を確かめる時間も作ってほしいと思います。

「何を良くしたいのかを決めて取り組む時間」と、「成果を求めず自由に音楽を楽しむ時間」。私は、この両方があってよいと考えています。

なお、すでに弾ける曲でも、「今日は音の長さをそろえてみよう」など、確かめることを決めれば練習の題材になります。難しい曲に挑戦しているかどうかだけで、練習かどうかが決まるわけではありません。

練習に使える時間は、人によって違います。だからこそ、今日使える時間の中で、一つだけでも「何を確かめるか」を決めるところから始めてみましょう。

具体的な練習の組み立て方や、短い時間の使い方は、「ギターが上達しないと感じたら|練習の目的と進め方」で紹介しています。

まとめ|「何でや!?」を、次の一歩につなげよう

難しいと感じる。今の自分には弾けそうにないと思う。新しいことに取り組むとき、そんな気持ちになることはあると思います。

そこで自分に結論を出す前に、「どこが難しいのか」「何を変えて試してみるか」へ、少し目を向けてみてください。

「これが弾けたら、絶対楽しい!」という気持ちを持ちながら、できないところを一つずつ確かめていく。その積み重ねを、好きな音楽を楽しむことにつなげていきましょう。

「何度も同じところでつまずく」「自分では、どこを直せばよいか分からない」という方は、体験レッスンでも遠慮なくご相談ください。実際の演奏を一緒に確かめながら、次に取り組むことを整理していきましょう。

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