AngraのNova Eraを利用した運指能力向上エクササイズ
こんにちは。
加古川のギター教室、Soulfunktion Guitar School 講師の大西隆裕です(^^)
今でこそ色んなジャンルを私自身演奏していますが、ギターを始めた頃はHard RockとHeavy Metal(以下HR/HMと省略)にひたすら明け暮れた青春時代を過ごしていました。
HR/HMを通って来たギター弾きの方であれば、誰しも昔よくコピーした思い入れのある懐かしのバンド(METALLICAだったりMEGADETHだったりSlayerだったりMR.BIGだったり・・・)が1つは有るのではないでしょうか?
私にとってその1つは『Angra』なのですが、今日はそのAngraが2001年に発表した4thアルバム『Rebirth』の中からの1曲、”Nove Era”から運指力向上に打って付けなフレーズをご紹介します。(もう18年も前の曲なんですね、当時は必死になってコピーしていました(笑))
Nova Eraのフレーズで運指力向上!
Aのハーモニックマイナースケールを利用したフレーズですね(原曲は半音下げチューニングですがノーマルチューニングで記しています)、ハーモニックマイナースケールは6番目の音と7番目の音の間が短3度離れている為(3フレット間隔)運指が一部ややこしい事になっています。特に2小節目はそれにあたるのでかなり指がこんがらがってしまうのでは無いでしょうか。なので良い練習になるわけです(^^)
ちなみに2小節目()で指定している指使いはどちらを使って頂いても良いのではと思います。(両方練習すると効果的です)
こちらはフレーズを丸々コピーしようとすると非常に難解なので、まずは部分ごとに分けて練習していきましょう。
こんな風に”6・6・4”の音数で分けて捉えれば分かりやすいのでは無いでしょうか?
ちなみにピッキングは全てオルタネイト・ピッキングで行って下さいね。
注意点としては、左指に関しては最小限の力加減で運指を行う事が1つ。
フィンガリング時に指がバタバタしたり力みすぎないように注意しましょう。
そしてもう1つは、右手のピッキングの音の粒立ちを全て揃える意識で行う事です。
常に右手のフォームが崩れないように、そして6・6・4のそれぞれのセクションの切り替え時に指移動とピッキングがもたつかないように注意しましょう。
動きに慣れてきたら、そこからは足や身体の軸で4分音符の拍をしっかり取りながら弾くようにして下さい。リズム面に対する意識は常に高く維持しておきましょう。そうする事で『一見弾けている気がするけど何だか気持ちよく弾けてない…』という状態に陥る事が無くなるかと思います。
目に見えないリズムに対する意識はとても大切ですよ(^^)
ちなみにこのフレーズ、慣れていない段階でスピードは絶対に上げないようにしましょう。
最初は全ての意識をコントロール出来るゆっくりなスピードから丁寧に、正確性を大切にしながらひたすら反復しましょう。
結果はすぐには絶対に出ないので、気長な気持ちでこのフレーズに取り組むのがコツです♪
初心者の方であればBPM50〜80ぐらいを目指して練習してみましょう♪
中級者の方であればBPM100〜120ぐらいまで、上級者の方であればBPM120〜原曲のスピード170辺りまでを目指して頑張ってみて下さい(^^)
ライブでは上記フレーズをオクターブ下げたものを演奏していますね、そちらも参考に載せておきますので宜しければチャレンジしてみて下さい。
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