“12×12”を”1+1”のように、という『意識面』の話【ギター上達のための思考法】
Soulfunktion Guitar School ギター講師の大西です。
ギターを着実に上達していく過程で少し気をつけておいた方が良い事が有ります。
それは、自分自身の演奏における“出来た!”のレベルがどの程度なのか客観的な基準を自分の中に持っておく事です。
さてさて、簡単な課題から徐々に難しいものへと皆さんチャレンジしていくのではと思いますが、この一見簡単に出来る内容の“精度”や“認識のスピード”に常に目を向けておくようにしましょう。
例えばホワイトボードに誰かが1+1と書いたとします。
それをあなたが眺めていたら、恐らく2つめの1が書かれている瞬間に2かな?という風に思うはずです。
ではそれが12×12や16×16なら?
①ある人は考えるのが面倒でスマホを取り出して12×12と打って答えを見つけるかもしれません
②またある人は頭の中で分解して(12×10)+(12×2)=120+24=144と時間を掛けて答えを出すと思います。
③またある人はコツコツ積み重ねてきた蓄積知で144と瞬時に思い浮かべているでしょう。
どんなジャンル、どんなレベルの方でも同じなのですが、ギターを着実に上達していこうとするのであれば③の方式で練習を重ねていきましょう。
というのも、音楽では常にリズムが流れ続けています。
そのリズムを崩してしまった時点でその音楽は崩壊してしまうんですよね。
なので頭で考えて時間が掛かって何か目的とするものが出せている状態というのは、本当の意味ではそれを理解できていないと言えます。瞬時に1+1=2レベルで色んなものを繰り出せるように目指していきましょう。
じゃあその為にはどうすれば良いのか?
その答えはめちゃシンプルです。
『背伸びせずにひたむきにコツコツ毎日やり続ける』
基本的には急激に“上手くなる”という事は有り得ませんし、たまの休みに10時間ギターを弾いてそこから2週間弾かない、などを繰り返すのであればまず上手くならないでしょう。
ただし、背伸びせずコツコツと自分と向き合って例え細切れの10分や20分でも質の高い時間の使い方でやり続ければ、ある時まとまってお釣りが返ってくる事が有ります。
“出来た!”のレベルを客観的に判断して地道にコツコツ練習を積み重ねていきましょう!
もちろん、心から楽しんでギターを弾く事がまずは一番大切ですよ♪
コメントを残す