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2018-08-16

ギター初心者必見!正しい姿勢で魅力的な音を手に入れよう

こんにちは、Soulfunktion Guitar School ギター講師の大西隆裕です。

ギター奏者必見!正しい姿勢での演奏法

ギターの演奏技術はもちろん大切ですが、その基盤となるのが「正しい姿勢」。

特に初心者の方々には、この基本をしっかりと身につけていただきたいと思います。正しい姿勢での演奏は、音質の向上や身体への負担軽減に繋がります。

①リラックスした状態での演奏を目指す

ギターの演奏は、スポーツと同じく身体を動かす行為。そのため、リラックスした状態での演奏が最も効果的です。しかし、ただ力を抜くだけではなく、身体の中心軸を意識しながらの脱力が重要です。

②三つのポイント

  1. 左肘の位置が身体よりも後ろに下がらない
  2. 身体に対するギターの角度に気をつける
  3. 演奏している時のネックを肘よりも下に下げない

これらのポイントを意識しながら、自分に合った姿勢を見つけていきましょう。

ここからは写真を交えて実際にどんな風にフォームを見つけていくのか説明していきます。

③実際のフォーム

横から見た図

まずは横から見た写真、今回は椅子に座った状態で演奏フォームを見つけていきます。

あまり椅子に深く腰を掛けすぎないようにし、上半身は立っている時と同じような状態にしましょう。胸椎が丸まってしまわないように注意しましょう。(※胸椎の屈曲に注意)(写真クリックで拡大出来ます)

この状態から肘を軸にして腕を前方へ上げていきます。リラックスした状態をしっかりと意識しましょう。

この時、左手首は写真のようにだら~んと力を抜いた状態でOKです。

次に、手のひらを天井に向けるように左手首を反時計回りに回転させていきましょう。(※これを手首の回外の動作と呼びます)

この時、回転(回外)させすぎて前腕の筋が痛くならない所で止めましょう。そしてこの状態の手にネックが入ってくるポジションが一番リラックスした状態で演奏出来るフォームになります。(腕の長さなど個人差が有るので、多少の調整が必要にはなります)

※肘を身体よりも後ろに引きすぎないように注意しましょう。

上記の状態では常に左手が力みがちになってしまいます。またハイポジションを弾く時に腕や手首を痛める原因になります。

上手く姿勢を取る事が出来ればこのような形になっています。肘はこの写真だと少し前に出ていますが、ここからほんの少し後ろに引いても問題無いでしょう。とにかく身体よりも後ろに肘を引かないように気をつけておく事が大切です。

前から見た図

そしてこちらは前から見た姿勢。
肘を後ろに引きすぎた姿勢では、ギターのボディが身体と平行になります。前から見るとこんな風になりますが、これでは演奏していて身体がすぐに疲れてしまいます。特に右肩が前に出てしまうので腕への負担が大きくなってしまいます。

横からの図の部分で説明したような形でうまくフォームが作れると、前から見た時にこのような状態になっています。

この状態からさらにベストな姿勢を探っていきます。まだこの姿勢では腕以外の上半身に少し緊張がかかります。

なのでそれを緩和するために、上半身のみを尾てい骨や仙骨の辺りを軸にして右側にほんの少しだけ回転させます。そうすると微妙な差ではありますが、こんな感じになります。

斜めから見た図

こちらは左肘を後ろに引きすぎた姿勢。
この姿勢では常に力んだ状態になり左手のフィンガリングが安定しません。

上手く出来ていればこのような姿勢になります。身体に対するネックの前後の位置の違いに注目です。
この姿勢であれば、左手はポジション移動も楽に行うことができ、また手首を痛める事もありません。
そして右手に関しても肩が適切な位置に有るのでリラックスした状態を常に保つ事が出来ます。

斜め後ろから見るとこんな感じ。
ネックのヘッド側がかなり前方に出ているのが分かります。

【正しい姿勢から得られる恩恵】

正しい姿勢での演奏は、技術の向上だけでなく、身体への負担を減少させる効果も。そして、その結果として、心地よい音を奏でることができます。ギターを長く楽しむための大切な要素と言えるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事が皆様のギター演奏の一助となれば幸いです♪

投稿日 2018-08-16 Updated 2023-10-01

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