初セッションの思い出『人と比較しない』
こんにちは。
加古川のギター教室、Soulfunktion Guitar School 講師の大西隆裕です。
一昨日、三宮にあるKIKIのファンクセッションへ音楽仲間と遊びに行ってきました。
今でこそセッションには普通に参加していますが、初めてセッションに行った日の事をふと思い出したので記事を書いてみたくなりました(笑)
もう10年近く前になるでしょうか、当時はまだまだギターも下手くそな私でした。
それでいて自信だけは人一倍という、まあ色んな意味で若い時期が有ったのです(笑)
ちょっとしたきっかけが有り、生まれて初めてジャズセッションに参加したんです。
しかも時期は大晦日で、わざわざ兵庫から名古屋まで列車に乗って向かったのを覚えています(^_^;)
早めに現地に到着し、軽く観光をしながら期待と不安に胸を膨らませ時間が来たのでいざセッション会場へ!
参加者も徐々に集まり挨拶をすませ近くの椅子に腰掛けてドリンクをひと口。
周りを見渡せばみんな巧そうな人ばかりに見えてきて、始まる前から帰りたくなったのを覚えています(笑)
さあ、セッションが始まり皆順番に思い思いに演奏していきます。
その音を聞けば聞くほど心が萎縮し、数時間有る中で結局自分が演奏したのはたったの1曲だけでした(^_^;)
完全に他人が出す音でメンタルがやられてしまってたのですよね、よくあるパターンです。
帰りは打ち上げにも参加せずそそくさと宿へ帰宅。
不甲斐なさと悔しさで1人静かに悔し泣きしていたのを思い出します(笑)
でもそのたった一回の悔しい経験のおかげで、その後短期間で見違える程上達したんですよね。
その時に感じたのは、家で1人で100回練習するよりも、1回の外での経験の方が効果が有るなという事。
もちろん音楽の楽しみ方は人それぞれなのですが、積極的に上達を目指す方はどんどん外で演奏する機会を持つと良いですね。
ライブなりセッションなり、何でも良いんです。
自分だけじゃなく人と一緒に演奏する機会に積極的に触れていきましょう。
またその為に入念に準備する必要は無くて、不完全な状態でドンドン外に出れば良いんです。
私もそうですが、人というのは安全な領域から出るのがもの凄く怖いんです。
一歩踏み出すのはとても勇気が入りますし、完全に準備が出来てから!という風になりがち。
でもそういう場合に限って、いつまでも準備中という状態に陥る可能性が大なんですよね…
これは非常に勿体無いんです(^^)
『まず一歩踏み出す』
そうしていけば恐怖を感じる領域が次第にそうでなくなっていきます。
そして気がつけば恐怖を感じていた領域が自分にとって安全な領域に変わっていたりするものなんです。
もちろんその恐怖に慣れてきてからも色んなしんどい思いをするかもしれません。
まあ一番多いのが凹むという事でしょうか。
凹む事自体は問題有りませんが、あくまでもそれは自分自身の成長の方向に向けて凹みましょう。
何が言いたいかと言うと、他人と自分を比較する必要は全く無いという事なんです(^^)
ついつい同じパートで凄い人が居たりすると自分自身と比較して凹みがちです、気持ちは滅茶苦茶分かりますけどね(^_^;)
でも別にあなた自身はその人になる必要もなければ、その人と同じような音楽を奏でる事が出来ても楽しくないはずです。
一番大切なのは自分自身にしか出せない音や歌を奏でていく事なんですよね。
なので人と自分を比較して凹んでしまった場合は、早めに意識を別の方向へ転化させていきましょう!
ただその悔しさは必ず次の成長に繋がります、少し苦い薬と思って前向きに捉えましょう(^^)
『自分は自分』
この精神で自分にしか奏でられない音を出せるようにしていきたいものですね♪
投稿日 2017/10/23 更新日 2018/05/05
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